後遺症で軽い痴呆になってしまった母

母の状態の悪化

一人暮らしの芦屋市打出の内科医の母の話です。頭が痛いとか気持ち悪いとかそんなことは言っていなかったのですが歩いているとどうしても右へ右へと曲がって行ってしまうと言い近くの病院へ行き診察してもらうと軽い脳梗塞を起こしているかもしれないのでもう少し大きな病院で精密検査してもらいましょうということになり2週間後に予約してもらいました。そして1週間がたち「来週検査だね」なんて話したのですが母からの電話で「なんか体がおかしいから来てくれないか。」…ホテルに泊まっていたコンサルティングの先生も、すぐに来てほしいという話でした。

どんどん酷くなる症状

私の家から母のところまでは車で30分くらいだったのですぐに行きました。母は大丈夫と言っていましたが、様子がいつもと違うのですぐに救急車を呼び病院へ搬送してもらいました。救急車の中で意識がなくなり病院に着いてからも大きないびきをかいて起きません。先生から「このまま起きないかもしれません。」と言われた時にはがっくりしてあと1週間早ければ検査してもらいたのにと後悔していましたが次の日に目を覚ましてくれました。ところが目覚めても明らかに顔がおかしいのです。「俺のことわかるか?」と聞いたらニコッとはしましたが指を指すだけで名前が出てこないようでした。目が覚めたばかりだからかなと軽く考えていましたが先生からの説明で「後遺症で軽い痴ほう症のような症状が出るかもしれません。」と言われました。調子の良い時にはある程度話できるのですがダメな時は何を言っても一方通行で「手が痛い…もうすぐ腐ってとれてしまうよ。」「ごめんなさい、ごめんなさい私が悪いんです。」と言ってはずっとメソメソしている母でした。そんな母も2006年に他界し子供たち全員で看取ることができました。おかあちゃん、産んでくれてどうもありがとう。