父の運命
私の父は昭和17年生まれ。これまで脳卒中で2度倒れた経験があります。その場に居合わせられなかったけど、倒れたとき、2度とも誰かといたからこそ、運が良かったとしか言えません。最近では自宅のトイレで。聞いた話になりますが、バタン!と音を立てて倒れたようです。脳卒中専門医が病院でみた父の印象は、とても痛々しい姿でした。見た目で顔にアザができ、腕は打撲です。実家がゴミ屋敷になっていて、業者にゴミ屋敷の清掃をお願いすることにしました。昔から母は片付けが苦手なんです。私が一緒に住んでいた時は私が片付けていたのですが、実家を離れてから家の中はひどい状況です。今回は母が私と同居をすることになり引っ越すことになりました。久しぶりに実家に来ると、自分で片付けるのは無理だと思うほどひどい状態。そこで業者に依頼することにしたんです。異臭を放っている部屋もあるのですごく恥ずかしかったのですが、業者の人はすごく慣れた様子でテキパキとゴミを片付けてくれました。プロのゴミ屋敷清掃業者ってすごいなと感動しました。短時間でひどい状態の家の中をスッキリと片付けてくれたので。大型の不用品は回収してもらえましたし、母もすごいと驚きを隠せない様子です。プロでもここまでスピーディーにゴミ屋敷を綺麗にすることはできないと思っていました。お金はかかりますが、こんなに綺麗にしてくれるなら安いものだと思いましたね。なんとか自分で片付けをしたとしても、重たい家電や家具などもありますし難しいと思います。これからはどんどんこういう業者を利用したいと思いました。スタッフが笑顔で丁寧な対応だったのですごく良かったです。脳卒中の後遺症は、ロレツが回らないことでした。父は普段から上手く話せないタイプですが、脳卒中によって、さらに何を言ってるかが聞き取れない年月を過ごしました。一生懸命しゃべるけれど、さっぱり伝わらないイライラを、本人と家族が経験しました。自分の葬儀のコンサルティングを業者に自ら依頼するほか、後遺症として歩き方が変。身体が斜めになり、偏った歩き方をします。一見、高齢ということもあるため歩き方はゆったり目なのですが、よく見ると右の肩がさがりギクシャクした姿です。気の毒にさえ思えてきます。そんな脳卒中の後遺症ですが、本人と家族の辛抱と頑張りで、ウソのように改善しています。人間の治癒能力にビックリです。