病院の良し悪し

2025年6月
  • 病院は何科?自律神経による胃の不調相談先

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    自律神経の乱れが原因と思われる胃の不調が長く続く場合、どの医療機関の何科を受診すれば良いのか迷うことがあるかもしれません。適切な相談先を選ぶことは、的確な診断と治療への第一歩となります。まず、胃痛や胃もたれ、食欲不振といった消化器系の症状が主な場合は、消化器内科を受診するのが一般的です。消化器内科では、胃カメラ(内視鏡検査)や腹部エコー検査などを行い、胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎といった器質的な病気がないかどうかを調べます。もし、これらの検査で明らかな異常が見つからないにも関わらず、胃の不調が続く場合は、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群(IBS)といった、自律神経の関与が疑われる機能性の消化管疾患と診断されることがあります。次に、ストレスや不安、抑うつ気分といった精神的な不調も伴っている場合は、心療内科や精神科の受診も検討しましょう。これらの診療科では、自律神経の乱れを引き起こす心理的な要因に焦点を当て、カウンセリングや薬物療法(抗不安薬や抗うつ薬など)を通じて、心身両面からのアプローチを行います。また、かかりつけの内科医がいる場合は、まずはそちらに相談してみるのも良いでしょう。内科医は、全身の状態を総合的に診察し、必要に応じて専門の診療科へ紹介してくれます。特に、どの科を受診すれば良いか分からない場合には、最初の窓口として適しています。最近では、自律神経失調症を専門的に診療するクリニックも増えてきています。これらのクリニックでは、自律神経のバランスを測定する検査を行ったり、生活習慣指導や漢方薬、整体、鍼灸といった様々な治療法を組み合わせたりして、多角的にアプローチするところもあります。自分の症状や状態、そして何を重視するかを考慮し、信頼できる医療機関や医師を選ぶことが大切です。