かかとの後ろが痛い!考えられる主な原因とは?

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歩いたり、走ったり、あるいは安静にしていても、かかとの後ろにズキズキとした痛みを感じる…そんな経験はありませんか。かかとの後ろの痛みは、日常生活に支障をきたすこともあり、非常に不快なものです。この痛みの原因は一つではなく、様々な要因が考えられます。最も代表的な原因の一つが、**アキレス腱炎(けんえん)**です。アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ太い腱で、ランニングやジャンプなどの動作で繰り返し負担がかかると、炎症を起こして痛みが生じます。特に、運動不足の人が急に激しい運動を始めたり、硬い地面で運動したりすると発症しやすいと言われています。次に、アキレス腱周囲炎も考えられます。これは、アキレス腱そのものではなく、アキレス腱の周りを覆っている組織(パラテノン)に炎症が起こる状態です。アキレス腱炎と症状が似ていますが、痛む場所や原因が微妙に異なることがあります。また、**アキレス腱滑液包炎(かつえきほうえん)**も、かかとの後ろの痛みの原因となります。滑液包とは、腱や骨の間にある、摩擦を軽減するための袋状の組織です。アキレス腱とかかとの骨の間にある滑液包が、靴との摩擦や圧迫などによって炎症を起こすと、腫れや痛みが生じます。特に、サイズの合わない靴や、かかと部分が硬い靴を履いていると起こりやすいと言われています。さらに、**ハグルンド病(変形)**という、かかとの骨の後ろ側が異常に突出する病気も、アキレス腱や滑液包を圧迫し、痛みを引き起こす原因となります。これは、生まれつきの骨の形や、長年の負担が影響していると考えられています。その他にも、稀ではありますが、アキレス腱の断裂(部分断裂を含む)や、踵骨(しょうこつ:かかとの骨)の疲労骨折、あるいは腰からの神経痛が原因でかかとの後ろに痛みを感じることもあります。