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陥入爪の予防法正しい爪切りと靴選び
つらい痛みを伴う陥入爪は、できることなら未然に防ぎたいものです。陥入爪の主な原因は、不適切な爪切りや靴による圧迫であるため、日頃からの正しいケアと靴選びが、最も効果的な予防法となります。まず、正しい爪の切り方をマスターしましょう。陥入爪の最大の原因とも言えるのが「深爪」と「爪の角の切りすぎ」です。爪を切る際は、以下の点に注意してください。* 爪の先端は、指の先端と同じくらいの長さに残す: 爪が短すぎると、指先の皮膚が盛り上がり、爪が伸びてくる際に皮膚に食い込みやすくなります。 * 爪の角は切り落とさず、四角い形(スクエアカット)にする: 爪の両端の角を丸く深く切り込んでしまうと、爪が皮膚に埋もれやすくなり、陥入爪の原因となります。爪切りでまっすぐに切り、角が気になる場合は、やすりで軽く整える程度にしましょう。 * 爪を切るタイミング: 入浴後など、爪が柔らかくなっている時に切ると、割れにくく、スムーズに切ることができます。次に、靴選びも非常に重要です。* つま先にゆとりのある靴を選ぶ: 足の指が圧迫されないように、つま先に十分なスペースがある靴を選びましょう。先の細い靴や、窮屈な靴は避けるべきです。 * ヒールの高すぎる靴は避ける: ヒールの高い靴は、足の前方に体重がかかり、足の指に大きな負担をかけます。できるだけヒールの低い、安定感のある靴を選びましょう。 * 自分の足のサイズに合った靴を選ぶ: 大きすぎる靴も、靴の中で足が動いてしまい、爪に不必要な力がかかる原因となります。必ず両足とも試し履きをし、適切なサイズの靴を選びましょう。 * 通気性の良い靴を選ぶ: 足が蒸れると、皮膚がふやけて爪が食い込みやすくなったり、細菌が繁殖しやすくなったりします。これらの正しい爪切りと靴選びを習慣にすることで、陥入爪の発症リスクを大幅に減らすことができます。また、足を清潔に保つことや、体重管理も、間接的に陥入爪の予防につながります。