病院の良し悪し

2025年10月
  • SASの検査入院費用や診療科による違い

    未分類

    睡眠時無呼吸症候群(SAS)の確定診断には、通常、医療機関に一泊して行う精密検査(ポリソムノグラフィー検査:PSG)が必要となります。この検査入院にかかる費用や、受診する診療科によって何か違いがあるのか、気になる方もいるでしょう。まず、PSG検査の費用についてですが、これは保険診療の対象となります。具体的な自己負担額は、加入している健康保険の種類(国民健康保険、社会保険など)や負担割合(1割、2割、3割など)、そして医療機関の規模や設備、検査内容の詳細によって異なりますが、一般的には3割負担の場合で、数万円程度(1万円台後半から3万円程度)が目安となることが多いようです。ただし、これには初診料や再診料、その他の検査費用などが別途かかる場合があります。また、個室を希望した場合の差額ベッド代などは、保険適用外となります。費用については、事前に医療機関に確認しておくのが確実です。次に、診療科による違いですが、PSG検査自体は、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、神経内科、精神科、あるいは専門の睡眠外来など、SASの診療を行っている様々な科で受けることができます。検査の内容や手順に大きな違いはありません。しかし、その後の治療方針については、診療科の専門性によって特色が出ることがあります。例えば、呼吸器内科であればCPAP療法が中心となり、耳鼻咽喉科であれば鼻や喉の手術的治療が検討されやすく、歯科・口腔外科との連携があればマウスピース治療も選択肢に入ってきます。どの診療科を受診するにしても、SASの診断と治療に精通した医師がいるか、そしてPSG検査を実施できる設備があるかを確認することが重要です。また、検査入院の際には、パジャマや洗面用具など、普段の入院と同様の準備が必要になります。検査当日は、カフェインやアルコールの摂取を控える、睡眠薬の服用を医師に相談するといった指示がある場合もあります。不安な点や疑問点は、事前に医療機関に問い合わせて解消しておきましょう。