病院の良し悪し

おへそから膿が出るという不快な症状を予防するためには、日頃からおへそを清潔に保ち、適切な手入れをすることが大切です。しかし、間違った手入れはかえっておへそを傷つけ、トラブルの原因となることもあるため、正しい方法を知っておきましょう。まず、おへその汚れは、垢や汗、皮脂、衣類の繊維などが混ざり合ったものです。これらが溜まると、細菌が繁殖しやすくなり、炎症や臭いの原因となります。予防の基本は、入浴時に定期的におへそを洗うことです。ただし、毎日ゴシゴシと強くこする必要はありません。週に一度から二度程度、石鹸をよく泡立て、指や柔らかい綿棒、あるいはガーゼなどを使って、優しく汚れを浮き上がらせるように洗います。この時、爪を立てたり、強くこすったりすると、おへそのデリケートな皮膚を傷つけてしまうので注意しましょう。洗い終わったら、シャワーで石鹸成分と汚れをしっかりと洗い流します。そして、入浴後はおへその中まで水分をきちんと拭き取り、乾燥させることが非常に重要です。おへその中が湿ったままだと、細菌が繁殖しやすくなります。綿棒やティッシュペーパーなどで、優しく水分を吸い取るようにしましょう。おへその形が深い人や、汚れが溜まりやすいと感じる人は、ベビーオイルやオリーブオイルなどを綿棒に少量含ませて、おへその中を優しく拭うのも効果的です。オイルが汚れを浮かせ、取り除きやすくしてくれます。ただし、オイルを使った後は、余分なオイルをきちんと拭き取るか、軽く洗い流すようにしましょう。爪で無理やり汚れを掻き出そうとしたり、先の尖ったものでほじったりするのは絶対に避けてください。皮膚を傷つけ、そこから細菌が感染してひょう疽や臍炎を引き起こす原因となります。また、おへそピアスを開けている場合は、特に清潔を保ち、定期的な消毒を心がけることが大切です。これらの正しい手入れを習慣にすることで、おへそのトラブルを予防し、清潔で健康な状態を保つことができます。