病院の良し悪し

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  • 偏頭痛と間違えやすい他の頭痛の種類

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    ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴の偏頭痛ですが、世の中には様々な種類の頭痛があり、中には偏頭痛と症状が似ていたり、間違えやすかったりするものもあります。正確な診断と適切な対処のためには、他の頭痛との違いを理解しておくことが大切です。まず、最も頻度が高いとされるのが「緊張型頭痛」です。これは、頭全体が締め付けられるような、あるいは圧迫されるような、重く鈍い痛みが持続的に続くのが特徴です。後頭部から首筋、肩にかけての筋肉のこりや張りを伴うことが多く、精神的なストレスや長時間の同じ姿勢(デスクワークなど)、目の疲れなどが誘因となります。偏頭痛のような拍動性の痛みや、吐き気、光・音への過敏は通常ありません。次に、「群発頭痛」です。これは、片側の目の奥やこめかみあたりに、えぐられるような、あるいは焼けつくような、耐え難いほどの激しい痛みが、数週間から数ヶ月の期間(群発期)に集中して、ほぼ毎日同じ時間帯(特に夜間や睡眠中)に起こるのが特徴です。目の充血や涙、鼻水、鼻づまり、顔の発汗といった自律神経症状を伴い、じっとしていられないほどの痛みで、男性に比較的多く見られます。また、注意が必要なのが「二次性頭痛」です。これは、他の病気が原因で起こる頭痛で、中には命に関わる危険なものもあります。例えば、「くも膜下出血」は、突然バットで殴られたような激しい頭痛で発症し、意識障害や吐き気、嘔吐を伴います。「脳腫瘍」による頭痛は、初期には軽い頭痛でも、徐々に悪化し、朝方に強い頭痛や吐き気、神経症状(麻痺やけいれんなど)が現れることがあります。「髄膜炎」や「脳炎」といった感染症でも、発熱とともに激しい頭痛が見られます。その他、副鼻腔炎(蓄膿症)や緑内障、顎関節症などが原因で頭痛が起こることもあります。これらの頭痛は、それぞれ治療法が異なります。自己判断せずに、特にいつもと違う頭痛や、急激で激しい頭痛、神経症状を伴う頭痛の場合は、速やかに医療機関を受診し、専門医の診断を受けるようにしましょう。