病院の良し悪し

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  • へそから膿!まず何科を受診すべき?

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    おへそから膿のようなものが出てきたり、嫌な臭いがしたり、赤みや痛みがある…。このような症状に気づいたら、それは何らかの炎症や感染が起きているサインかもしれません。放置しておくと悪化する可能性もあるため、早めに医療機関を受診することが大切です。では、へそから膿が出る場合、まず何科を受診すれば良いのでしょうか。最初に相談すべき診療科としては、皮膚科が挙げられます。皮膚科医は、皮膚やその付属器(爪や毛、汗腺など)の病気全般を専門としており、おへそのトラブルについても診断と治療を行うことができます。問診(いつから、どのような症状があるか、他に症状はないかなど)や視診(おへその状態、膿の性状、赤み、腫れなど)を行い、原因を特定します。多くの場合、おへその中に汚れが溜まって細菌が繁殖し、炎症を起こす「臍炎(さいえん)」や「臍周囲炎(さいしゅういえん)」が原因です。この場合は、おへその洗浄や消毒、抗菌薬の塗り薬や飲み薬などが処方されます。また、形成外科も選択肢の一つです。特に、生まれつきおへその構造に異常がある場合(例えば、尿膜管遺残など)や、臍炎が繰り返される、あるいは難治性の場合、手術的な治療が必要となることがあります。形成外科では、これらの状態に対する専門的な診断と治療(手術を含む)を行っています。かかりつけの内科医にまず相談し、症状に応じて適切な専門科を紹介してもらうという方法も良いでしょう。特に、腹痛や発熱といった全身症状を伴う場合は、おへその問題だけでなく、腹腔内の炎症などが原因である可能性も考慮する必要があるため、内科的な視点からの診察も重要になります。自己判断で市販薬を使用したり、無理に膿を絞り出そうとしたりせず、まずは専門医の診察を受けるようにしましょう。